*1,2年生の秋学期「動物感染症概論」の講義が終わります。今学期は宿主として、世界動物保健機関(WOAH,旧国際獣疫事務局OIE)が、「水棲動物健康規範」であつかっている甲殻類(エビ)の感染症から初めて、昆虫(ミツバチ)、魚類、鳥類、哺乳類(ヒトまで)と進めてきました。いずれも獣医学で教える感染症の宿主です。

 

*他方、同時開講の「病原体の科学」では、生命進化と関連して、細菌(古細菌、ウイルス)から、単細胞の真核生物である原生動物(原虫)、ミトコンドリアを持つ多細胞の真菌類、そして3胚葉の寄生虫(扁形動物、線形動物)という、生物進化に沿った順序で教えてきました。

 

*両者の関係をまとめたものが、以下のスライドです。地球上に出現した生命体が、次の生物を宿主として感染(寄生、共生)し、その後、その宿主が新しい病原体として、次の宿主に感染していった課程がわかります。

 

*一般的な寄生虫の代表である、扁形動物(条虫、吸虫)の末裔が貝類などの軟体動物に進化し、線形動物(線虫)の末裔が甲殻類や昆虫に進化し、それが、動物感染症で教える宿主の原点となります。しかし、一部の節足動物(昆虫)は、宿主であり、また高等動物の病原体です。

 

*このように生物の相互作用は循環し、進化してきたのです。「生体防御系の進化」(進化免疫学)をこれに加えると、3大講義は完結するのです。

 

*なお、黒い細い線は生物の進化の系列を、破線矢印は病原体の宿主生物への感染方向を示しています。

 

 「人獣共通感染症」や「病原体の科学」などで最初に示した、病原体と宿主の関係図、高等動物(宿主)と病原体の関係(下図)は、上のスライドを見れば、その意味が解ると思います。

 

 さらに比喩的にこの現象をとらえれば、「感染症の食物連鎖」という図になります。これらはいずれも宿主と病原体の関係、進化、環境における生物の相互作用と循環を示しています。そしてその現象は、現在も進行しているということです。

 第15回の講義で、これまでの14回の講義をまとめたものです。時間が出来たら、毎回の資料をアップします。

妻と作った人形。

娘の修学旅行の写真をもとにしました。

オリジナルの写真です

 

娘のドイツ時代のカーニバルの写真です。大家さんは子ネズミちゃん「モイスヒェン」といっていました。

下の人形は妻の作品です。

先日、妻の作品が創刊700号記念家庭画報大賞の佳作に入りました。

題「何して遊ぼう」です。