合格おめでとう。2019年4月6~7日の大三島での1泊2日研修の集合写真です。6グループ(獣医学科4班、獣医保健看護学科2班)すべて載せてあります。2日間とも温かく、桜も満開、海も穏やかで本当に素晴らしい天気に恵まれた研修でした。

 大学では、もう春①の授業、実習、学外見学が始まり、レポート提出を含め、目の回るような忙しさだと思います。新入生の皆さん、たまにはこの写真をみて、すこし頭を休め、リラックスしてください。

 

 2018年12月23日、今治キャンパスで2019年度、合格者向け入学前相談会がありました。獣医学部の教育理念、ポリシー、獣医学部活動等について概要を説明しました。その時使用したスライドです。最初に21世紀の課題と獣医学教育の関係、岡山理科大学獣医学部のミッションと3つのキーワードについて説明しました。次いで新設獣医学部の他の大学にはない、4つの特徴とポリシー、特にディプロマポリシーとカリキュラムポリシーについて解説しました。最後に学部活動、学生活動などについてふれました。写真は2018年度の入学生(186人)と、4月6日~7日に大三島で1泊2日の研修をした時のものです。

 

 2019年3月3日、再び今治キャンパスで合格者説明会がありました。内容は変わっていませんが、よしかわ先生と、りかちゃん、こうたくんに登場してもらい、リニューアルしました。雨の中、説明会に参加してくださった学生さんとご父兄の方々、ありがとうございました。100人以上の参加で、説明スタッフも張り切っていました。ご苦労様でした。

 

 いろいろなところで触れましたが、20世紀は驚異的に科学技術と社会・文化が進みました。しかし、その分、種々の問題を産み出しました。20世紀を振り返ると、科学の驚異的な進展は、20世紀初頭に考えたようにはならず、その進歩は必ずしも平和や幸福に結びつくとは限らなかったという点があります。また、経済活動の拡大や高度成長至上主義は自然破壊や格差の拡大を産む結果となりました。20世紀の人間中心主義(人間を自然や他の生物とは、かけ離れた存在と位置づけ、自然を改造し、すべてを人間ファーストで進める)や自己中心の一国主義は矛盾の拡大をまねきました。

 21世紀を迎えて、その目標は高度成長ではなく、「持続可能な社会(sustainable society)」の確立となり、克服すべき課題として、国際的な「環境保全」「感染症統御」「食料安定供給」があげられました。

 

 こうした課題のブレークスルーとして、「自然科学の立場から、ヒトはどこから来たのか?ヒトは何者か?ヒトはどこに行こうとしているのか?」というライフサイエンス(生命科学)の問いかけが重要視されました。

 大学教育の中の獣医学というものを考えてみると特徴があります。大学教育は人文科学の文科I類の政治学、文科II類の経済学、文科III類の教育・哲学のいずれも、人間社会を理解し統御する学問で、人間を中心とした、人間のための学問です。また、自然科学の理科I類の工学、理科II類の薬学、農学、理科III類の医学のいずれも、人間に役立つ研究を進める、人間を中心とした人間のための学問です。

 しかし、理科II類の理学部は、宇宙物理学、量子力学、動植物学など必ずしも人間中心の学問ではありませんし、霊長類学は文系・理系を合わせた比較社会科学です。獣医学は、比較動物学を基本に置く点で、ヒトと動物を同じ視点で考えます。獣医学は、ライフサイエンスの基礎研究という21世紀の課題(環境、食、感染症)を担える人材の養成に最も適している学問ではないかと思います。

 

 国際的には、国連で設定した21世紀のための持続可能な開発目標(MDGs:millennium development goals)は、2015年を達成期限としていました。15年で達成できるものではなく、昨今の国際的な動向は、むしろ目標設定時から後退しているようにも見えます。

 そのため2016年から、新しい目標として、SDGs(持続可能な開発目標: sustainable development goals)が設定されました。持続可能な社会の確立を目指した具体的なアクション・プランです。

 

 SDGsの17のゴール(目標)は、17項目あります。分野ごとにまとめてみますと、

「①貧国、飢餓の克服、平和と公正

 ②環境衛生(トイレと水)、気候変動対策、農業、水産業(海と緑の保全)

 ③健康と福祉、ジェンダー平等、不平等・格差是正、教育機会

 ④クリーンエネルギー、経済成長、技術革新の基盤、街づくり

 ⑤生産・使用者責任、パートナーシップ」です。

 

 岡山理科大学獣医学部は、私立大学の新設学部ですが、国家のミッションを受けています。それは、「世界に冠たる先端ライフサイエンス研究を行う国際教育拠点」と「感染症に関する危機管理(水際対策)人材の養成」です。

 このミッションに応えるために4つのテーマを決めました。動物からヒトへは、医学と獣医学を融合し、動物を用いた臨床研究の成果をヒトの治療につなげるOne Medicine, グローバル対応では、感染症の防御対策、食のリスク評価・管理などの国際対応の出来る獣医師養成(One Health)、危機管理学術支援拠点としてのローカル対応、及び生物多様性、環境保全、動物とヒトの健康を科学する基礎ライフサイエンス研究者養成(One World)でした。

 

 これらのことを加味して、獣医学部の理念は「動物とヒトの健康を科学する」としました。また21世紀の課題と学部のミッションを果たすための行動計画のキーワードとして、「一つの世界、一つの健康、一つの医学:One World, One Health, One Medicine」としました。

 地球上の生き物は「一つの世界」に生きているという生命科学(ライフサイエンス)、ヒトのみならず家畜、野生動物の健康、環境の健全性、すなわち「健康は一つ」という公共獣医学、動物の医学もヒトの医学も、その目的、ツール、ゴールは一緒であり、「一つの医学」であるという医獣連携獣医療です。

 

 国家のミッションとは別に、文部科学省からは新設獣医学部は、他の獣医大学にはない特徴を示すように求められました。新設獣医学部には、他の獣医系大学にない4つの大きな特徴があります。

1つは、獣医関連の国際政府機関である世界動物保健機関(OIE)が世界に提示した、獣医師(DVM)とそのパートナーとなる獣医関連専門家(VPP)を同時に育てるという構想です。そのため獣医学部は2つの学科を同時に開設しました。基礎科目とアドバンスト科目の約1/3は、獣医学科と獣医保健看護学科で共通です。

2つ目は、獣医師、獣医関連専門家ともに3つの分野を明示し、それぞれ全国共通のコアカリキュラムの上に、3分野のアドバンスト(高度専門)教育科目群を配置しました。

3つ目は、教育と研究を調和させる新しいシステムとして、タコつぼ型の研究を廃止しました。教育は講座制、研究は講座をこえたプロジェクト制とし、個々の講座に研究室を置かないで、共通のオープンラボを作りました。

4つ目は、国内最大級の専任教員数を配置しました。研究業績を重視した教員任用を行いました。獣医学科75名、保健看護学科12名です。87名の専任教員でDVMとPVVを養成しようというものです。

 

 獣医学部教育の3分野をもう少し詳しく紹介します。

 ライフサイエンス分野は、獣医学の得意とする動物個体の特性を生かした基礎生命科学領域の研究です。創薬研究などでは、橋わたし研究(トランスレーショナル・リサーチ)で、基礎研究とともに、その成果を臨床研究に結び付けようというものです。

 公共獣医事は、家畜越境感染症、人獣共通感染症のコントロール、食料安定供給(食の安全保障)、食の安全(リスク評価と管理)、食の防衛、環境保全、国際調和とグローバル対応の出来る公共獣医師の養成を目的とする分野です。

 医獣連携獣医療分野では、ヒトと伴侶動物の超高齢化や加齢性疾患(老年性癌や認知症など)の共通性を重視し、もはやヒトと動物の医学の予防、診断、治療のツールやゴールが同一であるというコンセプトに立って、自然発症伴侶動物による医薬品や新規医療技術開発の臨床評価研究を進めようというものです。

 

 新設獣医学部の基本的な教育体制を紹介します。

 ソフトウェアとしては、全国共通のコア・カリキュラムの上に、上級専門教育(アドバンスト)科目群をおき、87名の多彩な専任教員が教育します。アドバンストの3分野は、ライフサイエンス、公共獣医事、医獣連携獣医療です。これらを支えるハードウェアとして、大型の実験動物センター、国際獣医教育研究センター、獣医学教育病院、オープンラボ等を設置しました。

 上級専門教育では、ライフサイエンス分野、公共獣医事分野、医獣連携獣医分野ともに、それぞれ約10講座を置き、各講座に6~7名の学生を所属させ、各分野60~70名の学生を専門家として活躍できるように養成します。

 ライフサイエンス分野の獣医師(DVM)は、ライフサイエンス研究者等を、獣医関連専門家(VPP)は、実験動物研究支援者、実験動物管理者を目指します。公共獣医事分野のDVMは公衆衛生獣医師、産業動物獣医師を、VPPは国家公務員、地方公務員、食品監視員等を目指します。医獣連携獣医分野のDVMは医獣連携獣医師を、VPPは小動物看護師等を目指します。

 

 獣医関連専門家(VPP)は、獣医系の国際政府機関である国際獣疫事務局(国際動物保健機関、OIE,WOAH)が、国際的な獣医学コアカリキュラムを提示したあと、5年を経過して新たに獣医関連の職域として人材の養成を各国に求めたものです。

 獣医師(DVM)と獣医関連専門家(VPP)の関係を見てみましょう。両者は互いにパートナーです。

 例えば、公共獣医事分野でいえば、DVMは国家公務員、地方公務員(家畜保健衛生所)、産業動物臨床(NOSAI)、農場・養殖場等の指導員を、VPPは、食品安全等の公衆衛生分野で食品衛生管理者、食品衛生監視員、あるいは家畜防疫官(検疫所)などです。

 ライフサイエンス分野では、DVMは製薬企業、ワクチン製造メーカー、食品企業、国立研究機関、医薬品開発受託機関の研究者、VPPは、ライフサイエンス研究機関での実験動物管理者、技術者、支援者、研究者などです。

 医獣連携獣医分野では、DVMは小動物臨床、実験動物研究施設の実験動物獣医、中央競馬会の臨床医などです。VPPは獣医診療施設、動物園、動物愛護センター等の動物看護師です。

 

 VPPで修得できる資格を画像化したものです。

 ライフサイエンス分野では、Translational research support (橋渡し研究援:TRS), translational medicine technical support (橋渡し医学研究技術支援:TMTS)は、創薬・医薬品開発等の領域です。社会に対する貢献は「ヒトがよりよく生きる」を目指します。第一歩は、1級実験動物技術者です。さらに実験動物指導員、実験動物管理者などのスキルアップがあります。

 獣医療看護分野では、伴侶動物の看護(いわゆる愛玩動物の看護師)だけでなく、実験動物の健康管理、家畜の健康管理など、ヒトと動物のQOL(quality of life)の職域があります。社会に対する貢献は「ヒトがよりよく暮らす」を目指します。動物看護師統一認定資格、愛玩動物飼養管理士などがあります。

 公共獣医事分野では、公衆衛生の維持・向上、感染症の予防・統御、食の安全・管理がテーマになります。特に食の安全・感染症のコントロールは、危機管理支援のローカル対応にとっても重要なテーマです。社会に対する貢献は「ヒトがよりよく食べる」を目指します。国家公務員、地方公務員の他に家畜人工授精師、食品衛生監視員などがあります。

 

 本学部では、獣医師のみならず公務員として貢献するVPPの養成に力を入れています。

公務員職としては、国家公務員(厚労省、農水省、環境省)の総合職、一般職、畜産系技術職(農林水産消費安全技術センター職員、動物検疫所家畜防疫官、家畜改良センター職員など)、水産系技術職、食品衛生監視員や検疫官などがあります。地方公務員としては県の行政職、県職員、市役所職員などがあります。

 公務員を目指す学生を支援する教育体制としては、公務員に強い教養教員(政治、経済、国際関係、法律など)、専門性の高い英語教育畜水産系の専門分野の教員とカリキュラムをそろえています。

 公務員の魅力としては、最初に述べた21世紀の課題と関係しますが、国民・住民及び日本のために働くことができること、スケールの大きな仕事ができることです。また、身分・待遇が安定していること、併願受験が可能なことも挙げられます。

 

 VPPの学生さんを中心に公務員になるためのステップアップ教育を組みました。

 一般教養科目では、政治・経済・法律などの教教科目、キャリアー導入科目を理解することを目標とし、獣医学科の学生とともに公共獣医事に関する講義(VPcamp)等をオンディマンドで利用し学習できる体制を整備しようとしています。

 専門科目(畜水産)では、公務員として活躍できる専門科目を実学的に理解することを目標に、夏休みを利用したインターンシップ(家畜保健衛生所、NOSAI、水産研究施設など)あるいは実務実習のため、学生が訪問できるように連携協定を結んでいます。

 アドバンスト科目及び準正課教育(正課教育と正課外学習の中間)では、畜水産、獣医などに関するアドバンスト教育科目の他に、公務員になるための、教養、専門、英語などのゼミ形式での学修(キャリアー教育)、学生が独自に問題を作成し、公務員模擬試験を実施する、公務員試験模擬面接体験など、種々の教育体制を組んでいます。

 

 獣医学科の学生の想定される進路は、以下のようになります。

 ライフサイエンス分野は、製薬企業、ワクチン製造メーカー、食品企業などの研究所。国立研究機関(動物医薬品検査所、国立感染症研究所、国立医薬品食品研究所など)、独立法人研究機関(動物衛生研究所、理化学研究所、産業総合研究所など)、医薬品開発受託機関(CRO)など

 公共獣医事分野は、国家公務員(農水省、厚労省、環境省、内閣府食品安全委員会など)、地方公務員(県、政令指定都市の行政職:公衆衛生、動物衛生、生活衛生、環境衛生分野、と畜場、動物愛護センター、県衛生試験所、家畜保健衛生所など)、産業動物臨床(農業共同組合NOSAI、個人開業)など

 医獣連携獣医分野は、小動物臨床(1.5次病院、2次病院が目標)。実験動物研究施設(CROを含む)、中央競馬会、動物保険企業など

 

 獣医学科の学生を主体に充実した英語教育のステップアップ・プログラムを組みました。 1・2年次は、一般英語ですが、3年次には海外で研究あるいは教育に関与した先生方に、専門分野に関する記事や原書論文の読み方、理解の仕方をアクティブ・ラーニング様式で担当してもらいます。アドバンスト科目の約20%は英語教育として、3分野それぞれに到達目標を定めてあります。

 ライフサイエンス分野では、研究は国際性をもったものです。専門用語もほとんどは英語になります。そのため専門分野に関する記事、原著論文を理解し、発表、議論できる。英語で論文を作成できることが目標となります。

 公共獣医事分野では専門分野の用語は日本語と英語では互換性が低いので、公衆衛生に関する記事、原著論文を理解し、発表、議論できるとともに、専門分野に特化した語彙について、日本語と英語両方の言語で理解し、相互に翻訳できることが目標となります。

 医獣連携獣医分野では、臨床用語は主に英語になります。そのため専門分野に関する記事、症例報告を理解し、発表、議論できるとともに、外国のクライアントに臨床診断の概要を説明できることが目標となります。

 

 獣医学の教育体系は非常に広範で複雑です。

 まず動物倫理、福祉、法規を学びながら、各種の動物(イヌ、ネコ、ウシ、ウマ、トリなど)について正常な形態・機能から始めます。比較動物学として各種動物に共通する側面と各種動物がもつ特殊性を学びます。組織、解剖、生化学、生理、遺伝学などです。

 次いで、動物個体が異常になった状態(各種疾病、感染症)を学びます。感染症であれば病態、病理、原因となる感染性微生物(ウイルス、細菌、真菌)や原虫、寄生虫学です。また宿主の反応としては生体防御学や免疫学です。各種疾病の予防、診断、治療は薬の面からは薬理学、医薬品の有効性、安全性の観点等から毒性学、実験動物学が、臨床面からは沢山の分野に分かれた内科学、外科学があります。

 獣医の場合は、特にこうした個体の学修とともに、群れ(個体群)としての動物学があります。疫学、動物衛生、家畜感染症、家禽疾病、魚病、野生動物学などです。

 最後に、これら動物個体と動物群、及びその生産物等と人との関係を図る学問分野があります。これらは公衆衛生、食品衛生、環境衛生、人獣共通感染症学です。医学に比べて、多種類の動物を扱うこと、個体と同時に群れを扱うアプローチが多いこと、動物で完結しないで動物とヒトとの関係を学ぶことなどが、医学と違う点です。

 

 獣医保健看護学科では、学部共通導入科目、基礎科目(講義・実習)では、約1/3の科目を獣医学科と獣医保健学科の学生が履修します。教養・基礎科目では、生きる基礎・学ぶ基礎・獣医関連専門家としての基礎を身につけることが目標です。

 その後、VPPの基礎系科目、及びVPP専門系科目を学びます。コアカリキュラムとしては動物看護学を用い、そのほかにアドバンスト科目群に繫がる専門科目を学びます。ここでは全ての学生が共通で学びます。

 主に3年次後半から4年にかけて3つの分野(実験動物科目、公衆衛生科目、高度獣医療看護科目)に分かれてアドバンスト科目を学びます。これらの科目は必修選択です。また、約1/3は、獣医学科と共通の科目群です。

 

 獣医学科でも、学部共通導入科目、基礎科目(講義・実習)では、約1/3の科目を獣医保健看護学科の学生と一緒に履修します。教養・基礎科目では、生きる基礎・学ぶ基礎・獣医関連専門家としての基礎を身につけることが目標です。

 その後、獣医の基礎系科目、及び獣医の専門系科目を学びます。モデル・コアカリキュラムとして(51講義科目、19実習科目)の他に、水産系、畜産系などの科目が加わっています。4年終了後に、CBTとOSCEの試験があり、これを通過しましと、5年次の総合参加型臨床実習を履修できません。5年次春②には、個別のインターンシップ(キャリアスキルアップ研修)があり、1人ずつ別の機関で現場の体験をします(2週間から最大3か月まで)、秋①②、6年次には3つの分野(ライスサイエンス科目、国際公共獣医事科目、臨床獣医科目)に分かれてアドバンスト科目を学びながら(これらの科目は必修選択です。また、約1/3は、獣医学科と共通の科目群です)、卒業研究を進めます。

 

 カリキュラムポリシーの概要は以下のようです。

 獣医学教育モデルコア・カリキュラム(51講義科目19実習科目)対応する科目VPPは動物看護教育モデルカリキュラム専任教員より実施

  授業はクォーター制(春①、春②、秋①、秋②)を敷き、一貫した教育体系。1年次から4年次までにVPP3年次までに基礎科目>、<基礎獣医系科目>、<応用生物系科目>公衆衛生系科目>、<畜水産系科目>、<臨床系科目>から構成される科目群(モデル・コア・カリキュラムに対応する科目中心に配置し、獣医師VPPして必要な知識と技術の修得を

 1年次の早期体験学習(「動物関連キャリア概論」)では、医師/VPP多様な職域について学習、対応する獣医関連施設をグループ毎に訪問し体験学習と学習内容の発表会をう(実際に14班に分け25カ所を訪問し、後でパワーポイントにより発表、情報を共有することとしました)

 

 2年次以降も、繰り返し多彩な獣医職域に参加できる体験学習厚生省関連の獣医系施設の体験学習を行う公衆衛生実習」、農水省関連の獣医系施設の体験学習を行う「動物衛生学実習」設け、年次進行とともに、学生己の成長を確信できるプログラム

 VPP3年次後半から、アドバンスト教育(約1/3の科目は獣医学科と共通です。これは基礎科目の教育・実習の約1/3が両学科共通であったことと同じコンセプトでパートナーを養成するという考え方です)、卒業研究を実施する

 獣医学科は4年次の終わりに、獣医学共用試験CBTOSCE実施。この試験は獣医師に不可欠な獣医学的知識の総合理解の評価と動物の飼い主(クライアント)とのコミュニケーションスキル評価するものです。

 5年次愛媛県農業共済組合、まうまハイランド(牧場)含む6課程を6週間にわたりローテーション総合参加型臨床実習を行いの臨床を体験する科目を設定。5年次春②学期から個人別インターンシップ(キャリアスキルアップ研修、2週間から最大約3カ月)、アドバンスト教育、卒業研究を実施となります。

 

 2018年度の入学試験は50年ぶりの獣医学部新設ということで、獣医学科は140人の募集に対し、延べ2,274人の志願者があり、322名に合格を出し、147名が入学となりました。

 獣医保健看護学科は、獣医学部の認可が11月中旬と遅くなり、同分野の受験生が既に入学先を決めていたこと、国際機関の指令に応えて獣医関連専門家(VPP)養成という従来にない獣医保健看護学科を目指しましたが、その内容を進路指導の先生方、受験生及びその両親に明確に伝えられなかったこと、そして世間の風評等が重なり、60名の募集に対し、志願者数が92名、70名に合格をだしましたが、入学者は39名でした。今年は、4月から情報を出せたので、昨年に比べれば、出足は好調です。

 

 学生生活(動物関連キャリア概論の訪問先)、講義・実習風景です。施設・設備は今治獣医紹介の項(動物を学びたい学生のために)に載っています。動物園、農場、県庁とパワーポイント発表時の風景です。

 

れまでの教育成果の特徴を挙げてみました。

1準正課教育(通常の正課教育と部活動のような正課外学習の中間)による学生主体の地域貢献、地域コミュニティー交流プログラムの実施。

 獣医学部は、特区制度を利用して設立された学部であり地域と深い関係がある。地域の一員として地元と融和して大学生活を送るという意識が大切。また、将来、より良き専門職業人・地域リーダーとなるため教育効果を期待して、①地域住民を対象とした公開講座地元高校の生物系クラブとの交流や③地域ボランティア活動等を学生が主体となって企画する教育制度です。伯方島イノシシプロジェクト、今治馬プロジェクト、獣医学部伴侶動物同行避難プロジェクトの開始、推進

2、動物関連キャリア概論による導入教育の成果。獣医学科では、1年生ながら、夏休みにNOSAI家保等の研修に参加(20名)春休み(20192月、3月)研修(北海道NOSAI研修事業に5名の学生がエントリー)。また、既に愛媛県をはじめ数県から獣医師奨学金の貸与を受けています。

3、獣医保健看護学科のアンケート調査(進みたい分野について:導入教育の評価)

ライフサイエンス12名:ライフサイエンス研究・支援(10)、実験動物(2)

公共獣医事12名:大動物看護(4)、野生動物保全(2)、動物園・水族館員(2)、公務員、 

 人工授精師、水産、感染症関連

医獣連携獣医療11名:獣医療看護(9)、画像診断、動物訓練師でした。

 

開設以後の獣医学部今治キャンパスの主な出来事を振り返ってみました。

42日 新採用者研修(教員説明会、最初のFD:faculty development)  

43日 入学宣誓式、4日新入生オリエンテーション

467日 大三島1泊研修(履修指導、1枚目のスライド写真

49日 授業開始 (講義、演習、実習スタート)

5830日 動物関連キャリア概論で、14班に分かれて獣医職域の25カ所を見学

511日  韓国ソウル大学で新設獣医学部の戦略を紹介

 (東アジア3か国:日本、台湾、韓国の第1回獣医系大学会議:Strategy of 

    New Veterinary School in Japan)

514日  モンゴル国生命科学大学獣医学部の協定 

521日  オーストラリア クイーンズランド大学、水野哲夫博士講演

7月16 今治西高生物クラブ発表

719日  新設台湾アジア大学 林子恩教授講演

845日 今治「おんまく祭り」参加

921日 中四国支部会、農学部長会議に会員として参加

107日  獣医学部開設シンポジウム、リヨン大学O.ファージア博士他

10月24~28日 モンゴル大学創立75周年記念式典に参加

    日本の新設獣医大学について講演(Mongolianの項目)

112122日 アジア獣医学系大学協議会に会員として参加

11月29日 オーストラリアクイーンズランド大学学部長来校

122日 第1回学園祭「ゆめいこい祭」

    岡山理科大学と今治市の包括協定

    獣医学部と今治市、愛媛県獣医師会と災害時避難拠点協定

    (グラウンド、体育館、大講義棟を災害時同行避難の拠点とする)

 

 12月2日には、第1回目の学園祭「ゆめいこい祭」が開催されました。学生さんが自分たちで作ったプログラムで行われました。1年生しかいない状況では難しいのではないか?という意見もありましたが、獅子奮迅の働きで学園祭を成功させました。その努力と才能には驚きました。また、今治市や市の企業や公的機関等の温かい支援も大きなものでした。

 想定外の盛り上がりで、多くの食べ物は午前中で売り切れという状況でした。参加者は2,000~3,000人を想定していましたが、1万人という桁外れのものでした。日ごろから、図書館や食堂を市民の方々に公開し利用してもらっていたこともプラスに働いたと思いますが、何より市民の方々に興味をもたれ、愛されているキャンパスたということがわかり、うれしかったです。

 学生さんたちの展示物も、沢山の子供さん達に受けていました。本当に忙しいが楽しい学園祭でした。実行委員の学生さんをはじめ参加された学生さん達、授業の時とは違う面も垣間見ることができ、伸びしろの多い若い力を再認識しました。本当にご苦労様でした。

 

 合格者向け入学前相談会に参加していただき有難うございました。今治キャンパスはどうでしたでしょうか?

 詳しい、学習や実習の内容、学生生活については、下記のHPに乗っていますので、アドレスをリンクしておきます。

https://www.ous.ac.jp/enjoyable/student/6/ 

 4月から、ここ今治キャンパスでお会いできることを楽しみにしています。

 

妻と作った人形。

娘の修学旅行の写真をもとにしました。

妻と作った人形。

娘の修学旅行の写真をもとにしました。

オリジナルの写真です

 

娘のドイツ時代のカーニバルの写真です。大家さんは子ネズミちゃん「モイスヒェン」といっていました。

下の人形は妻の作品です。

先日、妻の作品が創刊700号記念家庭画報大賞の佳作に入りました。

題「何して遊ぼう」です。

 

妻が、稽古に通い、粘土で作った作品です。昨年、東京フォーラムで、他の生徒さんと一緒に展示されました、「仙人草」

(水やり不要です)。