2019年2月9日に東大の弥生講堂で日本繁殖生物学会の主催により、肉やミルクがあるための科学と生産現場という公開シンポジウムがあります。そこで「食料生産動物の繁殖と食の安全」という講演をします。そのスライドです。

 ここに登場するキャラクター「よしかわ先生」「りかちゃん」「こうたくん」は、獣医学部獣医保健看護学科の1年生W.さんが作ってくれたものです。とても愛らしいので、このスライドを作る際に拝借しました。W.さん有難う。学生さんたちを含む他のキャラクターも作ってほしいです!

 

 突飛に聞こえるかもしれませんが、最初に肉と脳についてお話します。詳しくは、このホームページの「脳と必須アミノ酸」に書いてあります。お肉やトロは何故美味しいのでしょうか?だいたい美味しいとはどこが感じているのでしょうか?

 それは脳です。では脳は何故、お肉を美味しいと感じるのでしょうか?それは脳がお肉を必要としているからです?脳が肉を?

 後でいうように、脳は非常な大食漢です。脳を作っている神経組織(神経細胞の多い灰白質と髄鞘の多い白質)の大半は脂質(あぶら)から出来ています。脳が他の臓器(腎臓や筋肉)と違い、豆腐のような感じに見えるのはそのためです。

 成熟した神経細胞は分裂しませんが、絶えずシナプス(神経細胞間の情報伝達部位)を介して信号をやりとりします。そして新しい回路を作ったり、再構築する柔軟性(脳の可塑性といいます)をもっています。大量の糖(グルコース)と酸素を使ってミトコンドリアでATP(生物エネルギーのもと)を作り、情報処理のためのエネルギーを生産しているのです。この脳を著しく発達させ、利用しているのがヒトです。

 

 進化の隣人ともいわれる、最もヒトに近いチンパンジーと比較した時、その大きな違いは脳の大きさです。ヒトの成人の体重は60~70kg、チンパンジーは50~80kgでそれほど違いません。一方、ヒトの脳の重さは平均1350gですが、チンパンジーの脳重量は約300gで4倍以上違います。ヒトは脳が大きく、重いのです。

 ヒトの脳は体重の約2%ですが、脳の糖消費量は全体の15~20%です。酸素消費量は20%で、酸素の供給が止まると(たとえば心筋梗塞や脳梗塞、一酸化中毒など)約5分で脳は死んでしまします。ヒトでは脳以外の臓器・組織は、残りの80%で生活します。

 チンパンジーの脳のエネルギー消費は全体の約5%と言われています。残りの95%は脳以外の組織が利用できます。

 このように、ヒトの巨大化した脳は、そのエネルギー消費に一切妥協せず、最優先でエネルギーをつかっています。

 

妻と作った人形。

娘の修学旅行の写真をもとにしました。

オリジナルの写真です

 

娘のドイツ時代のカーニバルの写真です。大家さんは子ネズミちゃん「モイスヒェン」といっていました。

下の人形は妻の作品です。

先日、妻の作品が創刊700号記念家庭画報大賞の佳作に入りました。

題「何して遊ぼう」です。

 

妻が、稽古に通い、粘土で作った作品です。昨年、東京フォーラムで、他の生徒さんと一緒に展示されました、「仙人草」

(水やり不要です)。