従属栄養生物の動物が、その栄養源として食物連鎖で同じグループの従属栄養生物である動物を食べることは、よく知られています。弱肉強食です。また動物が独立栄養生物の植物を食べることも、ベジタリアンから見ても明らかです。
しかし、従属栄養生物の動物を独立栄養生物の植物が栄養源とする場合はどのような方法があるのでしょうか?独立栄養だからと言って、その全てを無から有に作ることは可能でしょうか?やはり、環境内で循環している必要があるはずです。
感染症を研究していくときに、上記のように生命の起源とその多様性から、従属栄養生物の出現に従って食物連鎖で、ウイルス・細菌→原生生物→真菌・動物の連鎖が成り立つ。反対に感染症連鎖では、その感染連鎖は、動物・植物(宿主)→外部寄生虫(外寄生)→内部寄生虫(内寄生)→真菌(融解飲食)→原生動物(感染・寄生)→細菌・ウイルス(感染)という順序になって、生命の時空間の循環が成立するという考えになりました。
しかし、今回は、まったく別の方法で動物資源を植物に返還する方法があることがわかりました。キーになったのは、やはり、環境微生物群でした。
折角なので英文に翻訳してみました。動物と植物の栄養代謝はもともと英文の画像です。
和文は、英文の後にあります。
ここからは和文です。
以下は、上記の内容を講演(2024年2月22日)したときのスライドです。
最初のスライドは、動物血液を栄養源として、肉食マリモのバイオマスが増殖し、高度好熱菌により無機化された資源で植物が成長する図を生成AIと小一時間チャットしてできた図です。少し不気味ですが何とか、こちらの意思が通じたようです。初めての試みでしたが、結構面白かったです。
上記の考えは、2023年10月26日、KDDIホールで食肉生産技術開発センター主催で行われたの講演の内容(https://youtu.be/O6pW6eUXwYs)をさらに進めたものです。これまで、下水汚泥やと畜場汚泥、牧場の家畜の糞尿処理などに好気性の高度好熱菌を使ってきました。大物資源では、福島原発事故で地下に埋設した家畜の死骸の処理、汚染実験に使用した牛個体の処理なども行いました(https://youtu.be/yZL9fkRVrWM)。
と畜場汚泥処理をテーマに肥料・土壌改良剤として利用する場合に、好気性高度好熱菌処理の意味がどこにあるのか?発酵による嫌気性堆肥とどう違うかを明らかにしたかったのです。授業で使うChatGPTとのチャットで、新しい考えが明らかになりました。
上記の講演時に使用したスライドを以下に示します。
講演内容は、Youtubeにあります。
https://youtu.be/jZ5wPL3FLVo
https://youtu.be/O6pW6eUXwYs