2022年度秋②学期に、新しいアドバンスト科目で「国際動物関連法規」がありまりました。
シラバスの概要は以下の通りです。
獣医事 or 獣医学に関わる動物関連法には、国内法と国際関連の法が多数存在する。
国際法は科学的根拠と国際慣習等に基づく法であり、一般には多くの国で受け入れられる条約、協定(成文法)などという形式になる。また、国際法は、承認した国では、基本的に国内法に優先し、通常、国際的な基準等と調和させるために、国際法等を踏まえて国内法を作成する。例えば、国内の鳥類保護に関する基準であっても、国境を越えて行き交う渡り鳥まで対象とすれば、国際法(協定)が関連してくる。また、動物、動物由来製品の貿易・移動では、商取引を含めた条約等が基準となる。
獣医学領域では、野生動物、産業動物、展示動物、実験動物、愛玩動物等にまで、これらの動物とそれらに係る法規等の問題は切り離せない関係にある。本講義では、動物とその周辺環境をキーワードとする国際間での取り決め事項等を定めた条約又は基準、動物関連法規(国内外)等について解説する。
今回は、最初の3回を担当することになりました。1回と2回は、続けて3時間の講義になりました。3回目は間をおいての講義になりました。
講義記録はYou Yube に載せます。
国際動物関連法規第1回生物多様性等の国際条約、議定書の紹介
国際動物関連法規第2回国際条約、協定書等に対応する国内法規。生物多様性基本法等